2024-06

「FIX」と計算式を用いて小数点以下第何位を切り捨てるか。考え方と活用方法

NCプログラムには小数点以下を切り捨てる「FIX」がある。小数点以下第何位を指定して切り捨てることはできない。そのため「FIX」と計算式を用いて小数点第何位を指定して切り捨てる必要がある。「FIX」の中で掛け算をしたら、同じ値を「FIX」の後で割り算をすることで、小数点第何位を指定して切り捨てることができる。

NCコードのX、Yの値の倍率を変換する「SCALE CHANGER」を紹介

「SCALE CHANGER」はNCコードのX、Yの値の倍率を変換することができる。刻印の加工で、受注毎にサイズ違いの刻印をCAMで作り直すのが面倒。機械にはオプションでスケールを変更できるGコードがあるが、使用している機械にはそのオプションはついていない。そのため、ワンクリックでサイズを変換できるものが欲しくて作成した。

パスを1ヶ所出すだけ。角度を等間隔に複数箇所加工する時は、回転補正「G11」「G68」とマクロを使ってシンプルなプログラムに

回転補正は、オークマ(OSP)「G11」、FANUC「G68」。等間隔の角度を振った加工の場合、マクロを使えば1ヶ所のパスを作るだけで1周加工できる。プログラムがスッキリし、編集がしやすくなる。

FANUCではWHILE文、オークマ(OSP)ではIF文を使ってループさせる

FANUCではWHILE文を使ってループさせる。オークマ(OSP)ではIF文を使ってループさせる。NCプログラムのIF文は、C言語、JavaScript、SWIFTなどのIF文とは使い方が異なるため、使い方には注意。