休日に起きたトラブルの一例
以前、休日にブラジル人スタッフから「三次元測定機で寸法が入っていない」と連絡がありました。
そのときは買い物中でしたが、結局会社に行くことに。
会社の入館にはカードキーが必要で、外出先には持っていなかったため、連絡してきた本人に開けてもらおうと電話をしました。
しかし何度かけても出ない。寸法不良を報告してきた本人なのだから、返答があると想定してスマホを確認してほしいところです。
結局20分ほど待たされ、ようやく入館できました。
リニアハイトで再計測してみると、寸法は問題なし。
原因は三次元測定機のプローブの校正不良でした。もし事前に校正ができていれば、または他の測定器でも確認していれば、わざわざ会社に行く必要はなかったケースです。
別の日にはこんなことも
今週はベトナム人スタッフから「ツールチェンジの途中で機械が止まった」と連絡がありました。
電話に出られなかったため、LINEで文章で指示を送ったところ、すぐに電話がかかってきました。
内容を読まずに電話してくるあたり、こちらの都合を考えていない行動に正直イラッとしました。
さらに途中で急にテレビ電話に切り替えられ、スピーカーの大音量が耳元で鳴るというおまけ付きです。
日本語ができるベトナム人だったので電話で口頭で指示。
明確に指示を出しても1分くらい動きがなく、「できた?」と聞くと「どれのことかわかりません」と返ってくる。
わからないならすぐ聞いてほしいものです。
こちらが休日対応しているのだから、もう少し状況に配慮してもらいたいと感じました。
結果的に復旧はできず、止める判断をしました。
少し強く言ってしまった部分もありましたが、最後は落ち着いて対応して終わりました。
プライベート時間を守るために
夜勤や休日出勤は外国人スタッフが多く、言葉の壁が大きな要因となっています。
プログラム修正や補正変更までは任せられないため、検査や判断を明確に伝えられる仕組みづくりが必要です。
- 三次元測定機で寸法が外れた場合は、必ず他の測定器(リニアハイトなど)でも確認する
- 三次元測定機で外れていても、他の測定で公差内ならプローブの校正不良を疑う
- 両方で外れている場合のみ、出社して確認する
このルールを徹底すれば、電話で完結できるケースも増え、無駄な出社や連絡を減らすことができます。
機械トラブル時の考え方
機械が止まってしまった場合、どうしようもないこともあります。
過去に経験のある不具合なら指示できますが、初めて見るアラームはわからないことも多いです。
納期のプレッシャーはありますが、メーカーが休みで連絡が取れない場合、下手に触って悪化させるよりは止めておいた方が安全です。
焦って判断を誤ると、かえって損失が大きくなることもあります。
「無理をしない」「割り切る」という考え方も、時には大事だと感じています。