マシニングオペレーターが疲れたときにやっている3つのリセット方法

仕事

マシニングのプログラム作成や段取り中は、常に頭を使うため、長時間集中しているとどうしても疲れが出ます。

集中力が落ちた状態で無理に続けても、ミスや段取り忘れにつながることがあります。

今回は、私が実際に行っている「疲れたときのリセット方法」を3つ紹介します。

① パソコンを離れて現場に行く

長時間パソコンの前でプログラムを組んでいると、脳と目が疲れてきます。

そんなときは一度手を止めて、現場に出て体を動かすようにしています。

治具の取り換えやバリ取りなど、軽作業でも体を動かすことで気分転換になります。

液晶画面から離れるだけでも、頭の中がリセットされ、再び集中しやすくなります。

体を動かすことで「脳の血流」が回復し、集中力を保つためのドーパミンが分泌されます。
数分間の軽い作業や歩行だけでも、集中力が再び高まることが研究でも確認されています。

② 昼休みに20分だけ仮眠を取る

昼休憩では、毎日20分ほどデスクで仮眠を取るようにしています。

明るさが気になるため、冬用の上着を羽織って光を遮断しています。

会社の予鈴で起きることがほとんどですが、たまに寝過ごして起こされることもあります。
短時間の睡眠でも、午後の作業効率が明らかに上がります。

NASA(アメリカ航空宇宙局)の研究によると、26分の仮眠でパフォーマンスが34%向上し、注意力も54%改善すると報告されています。また、20分以内の仮眠は「ノンレム睡眠の浅い段階」で目が覚めるため、起きたあとも頭がすっきりして作業にすぐ戻れるというメリットがあります。

マシニングのように**“一瞬の判断ミスが不良につながる仕事”**では、
短時間でも仮眠を取り入れることが結果的に生産性アップにつながります。

③ トイレで少し休む

どうしても集中できないときは、無理をせずトイレに行くようにしています。

数分間、静かな空間でぼーっとするだけでもリセットできます。

「さぼり」ではなく、あくまで効率を維持するための“リセット時間”として活用しています。

まとめ

疲労を感じたときに無理して作業を続けても、結果的に効率は落ちます。

少しの休憩や気分転換を挟むことで、結果的に全体の仕事の質が上がります。

自分なりのリセット方法を見つけることが、長くこの仕事を続けるコツだと感じています。